ご覧いただきありがとうございます
このブログはCRPS(複合性局所疼痛症候群)という病気の闘病記録を残しながら、拝読して下さる方のお役に少しでも立てたらいいなと思って書いています。
今回は、3月の病院受診について
3月はカレンダー上、2回通院しました。
記録となります。
2022年3月31日
序盤の話題
◆病院内での主治医の役割の変化
院内で他の業務も担うことになったという。
外来はそのまま継続するけど、
安全管理委員会みたいなところに所属することによって、忙しさが増すと。笑
◆新たなスタッフ情報
若手の方が1人
今年1年間
仙台ペインクリニックへ修行へ行くという
情報を教えてくれた。
戻ってきたら、外来を手伝ってもらう
計画を立てていると!
新しいこと、痛みに関することに意欲的だから帰ってきたらいろいろ話してみて、と。
きっと僕よりも最新のこととか、新たな視点で っていうのが得られると思う。
私の活動についても、彼と話していて進められることもあるかもしれないねと言ってくれた。
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今回の受診の収穫。ミソ。
左下肢の麻痺の話題になった際
左の神経回路が膝上までは届いてきたと
話したところ、
『元はといえば左膝〜上はなんともないはず。安静期間が長くて、足が怠けちゃってるんだよね』
と言われた。
え?
と初めて先生を疑った。
先生のこれまでの見解と違うことを言われて驚きを隠せなかった。え、そんな風に言う?みたいな感じでサラッと言うもんだから「え?」「先生そんなこと言う?」って脳内に新鮮な風が吹き込んだ。
主治医と
身体への認識の違いがあるというのは
なるべく無くしたいと思っている。
話のタイミングをみて、先生にこう伝えた。
『先生は当たり前のことは言わないと
思っていて、
根性論の話をされるとちょっと嫌でした。』と。
なにせ、集学的痛みセンターでの経緯もあり
両下肢のCRPSという診断に至ったので、
本当は動くはずと言われて、
私には「そうならいいけど、納得できない理由」があって。
日々動けと念じ、イメトレし、動かす努力をしている人に対して、いわゆる精神的なものだ
と言われているような感覚があって納得がいかなかった。
動かない足に対して
動けと意識することはすごく大切。
↓
だけど?だから?(どちらが適切か判断できない)
意識してるよ??っていうのが私の言い分笑
もっと意識して!とさらに言われたけど、
その言葉を発せられる先生が
これまでの先生とは別人に見えて
納得がいかなかった。
身体の認識として、
右下肢のCRPSから始まった。左膝上から上半身は本来なんともなかったものだよね?となっていたので、きちんと訂正を入れておいた。
先生は、この状態は
誰にも分からないと言っていましたよね
と言ったら、
使わないから怠けちゃってるんだよと。
その後別の話題に移行したのですが
違和感を感じた部分は伝えることができた。
左下肢については過去の記事をご覧ください
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いや〜今回は違和感を感じて😅
でも、もやもやしていた気持ちをちゃんと先生に言ったから、診察が終わってからの後悔が無くなった。
もやもやしたまま診察が終わったら、後悔していたと思う。次の受診日まで抱えるなんて無理。気持ちを伝えてよかった。
というか、
正直に嫌だったと伝えたら
「そんな顔してたもん」笑
と。先生にも母親にも言われて、納得いかない気持ちが顔に出ていたのだなと思った。
診察のさいごには、
また、今後ともよろしくお願いいたします
で終われる関係。
いいよね。
そういう関係になれていたというのはこれまで真剣にお互いが向き合ってきたことが理由だと思う。
患者の踏ん張りと、後悔したり悩んだりする時間がもったいないしマイナスな方にしか進まないから、行動に出て良かった。
今回は自分にも感謝🥲
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痛み治療のゴール
これが、結局は生活(食事・睡眠・適度な運動)と、趣味を見つけることなのよ
なんて、医師が結論づけて片付けてしまっては患者は困る。
痛みがあっても何かやってみよう、
痛みがあるけど〇〇できるという体験を増やそうという
のが日本いたみ財団の目標。
痛みはすぐに無くすことはできない。
治ったらやろう、と思っていたら
いつになるか分からない。
心が元気なうちに、挑戦しよう。という気持ちになってほしい。
それが理想の痛み治療。。。
ひとまずそれは了解。言いたいこともよく分かる。
では、医療者が患者に前向きな気持ちを持たせるにはどうするか。どのように行動を促せるのか。そこが重要だと思う。疾患を一緒に勉強するでもよし、身体に起こっている不思議を理解するために診察の時間を学びの場にするもよし。痛みを取り除くアプローチをする姿勢が見受けられなければ、患者は医師を信頼しないから、信頼関係を築くためにはどうすべきかを考えて、話を聴く時間にしてもいいと思う。
精神論でもなく、無茶をしろと言うのでもなく、どうやって患者さんの生活や痛みに向き合いますか?と、問いたい。
どんな職種でも、会話の持っていき方がとても大切。医療職の人からのひと言って、想像以上に患者の心に響くから。引きずるという言葉はあまり使いたくないのだけど、言われて傷ついた経験や何気ない一言で人を信用できなくなる、しばらく忘れることはできないケースが多い。当たり前。自分が逆の立場になったらどうだろうか?
感情の糸があるとすれば、弱く脆く、薄く、すぐに切れてしまう。痛みを抱えて生活している状況ではそういう糸が切れる寸前でなんとか保っているイメージ。
心を保護する膜が欲しいと感じる人は多いと思う。
具体的な対応法については、当然
個々の能力や勉強量、患者に寄り添う行動ができるかで変わるのだと思う。どんなことでもまずは興味を持つことからなのかもしれない。
痛み教育
難しいよ、言葉が。
もっと患者の声を聞こうよ、
知ってる人に聞こうよ。
10年後も、現在のような疼痛医療だと、これまで頑張ってきた人が報われない。よりよくするには医療職に限ったコミニュティの協力では不十分。患者の一人がそう思うまでに行きついてしまったのだから。寄り添い、わかっていてほしい医師らに、わかってもらえるようなアクションを起こしていきたい。
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受診後
外に出て、日の光を浴びた。
暖かくてとても心地よかった。
風は足に当たると少し痛かった。でも外に出たら、もっと沢山の刺激をもらえる気がして、早く行動することが楽になりたいと思った。
帰宅後はバタンと眠るかと思っていたけれど、起きていてタスクをこなしていた。
疲れはどこに行ったんだか。
病院に着く間近で、
帰りたい とぼそっとひと言言ったけれど
結局しっかり終わらせることができた
【備忘録】
風邪様症状あり
まとめ
診察の時に違和感を感じたら伝えること
医師と自分の身体についての認識を確かめること
自分を救うために必要なことだと思った
周りで、医師に言いづらいことを抱えている患者さんや、伝え方で悩んでいる医師がいたら、
この経験を活かしたい。
どちらの気持ちも分かるゆえ、
痛みマネージャーの役割をより自分のことのように感じた出来事だった。
run tomorrow
明日を動かせ