ご覧いただきありがとうございます
このブログはCRPS(複合性局所疼痛症候群)という病気の闘病記録を残しながら、拝読して下さる方のお役に少しでも立てたらいいなと思って書いています。
今回は、ある記事をもとに痛みがある時の「心の過負荷」について取り上げて、考えていきます。
難治性疼痛医療/当事者支援に関して
一緒に活動したい団体様・事業者様へお声がけさせていただいております。
メールへご返答をいただき、本当にありがとうございます。
私自身も励まされていて、これからさらに活動を展開していくために身の引き締まる思いです。
すぐにレスポンスできない場合も多いですが、今後ともRe:project 並びにNUKUをよろしくお願いいたします。想いを未来へつないでいきましょう。
心の過負荷
痛みがある時の精神状態
痛みが精神面に及ぼす影響は少なからずあります。これは難治性疼痛に限らず、怪我をした時や頭痛、腹痛がある時などにも同じことが言えます。
私は、痛みがある状態でネガティブな感情が全くない人の方が珍しいのではないかと思っています。
当然いろんなことを考えますよね
痛すぎて何もできない
早くおさまらないと困るなぁ
あの仕事行けるかなぁ
あの大会に出られるかなぁ
など。人それぞれ異なる悩みが浮かぶかと思います。
頭痛薬などを服用して症状が徐々におさまれば良いのですが、長く続く痛みの場合は、後先のことを考えると止まらないのではないでしょうか。
痛みには様々な
「不安」がつきまとうものです。
先を見通すことができる人ほど、頭には多くの悩みごとが浮かぶのかもしれません。
例えば、そんな悩みの種になる「痛み」を誰かに否定されたらどうでしょう。
痛みは目に見えないことが多く、視覚で人に伝わるものはごく僅かだと思います。
大変です
辛いです
が言えないこと、言えない体験が重なると
精神的なストレスにも繋がってしまいます。
訴え続けても向き合ってくれない医師がいるくらいですから、一般市民が他者の痛みを理解することは、どうしてもハードルが高い印象が根付いてしまっています。
本来ならば、
〇〇が痛い→身近に相談→ケアの必要性を共感→医療の介入→対応
上記のような流れが理想的だと思いますが、身近に相談すらできないケースは想像以上に多いのです。本来不要な悩み、「痛みを何とかしたい」以外の苦悩があります。私は、そのような余計な(味わう必要のない)ダメージのことを「過負荷」と呼んでいます。
身体だけではなく、精神面でも過負荷がある状態が続くとどうなるでしょう。痛みと付き合うこと自体にも影響が出てきますし、疲労が溜まってなかなか抜けなくなります。生活に支障が出るといえば想像しやすいかもしれません。「できない」ことが出てくることで、他の人に迷惑をかけることも悩みの種になってきます。迷惑をかけるまいと孤独に闘う方はたくさんいると推測しています。
1人では生きられないのがこの世の中。ヘルプが出しづらい環境と感じながら生きている方々がいます。私の場合は、ヘルプを出しても全然期待できないと感じた経験を何度もしてきました。幸いにも本人が諦めなかったことで、治療環境や制度の利用が整えられるようになりましたが道のりは長かったです。
謙虚な方が非常に多い日本。八方美人が多い日本。気を遣える日本人らしさ、我慢強さ…
病院や医療者との関係では、これらが良くない方に影響する場合も多々あります。言いたいことや聞きたいことが発言できず、診察自体にストレスを感じるケースや、診察前よりも診察後の方が疑問が多く残り、不安要素が増えたなどのケースもあります。
私はどちらかというと溜め込んでしまったり、自分でなんとかしようと思うタイプの人間です。なので、医師との相性を含め、言えるか言えないかは非常に重要だと思っています。私が心がけているのは、診察の時間は私がつくるということです。あくまでも自分自身が主体となり、話しやすいような空気感もつくる ように意識しています。過去の失敗や苦しんだ経験からこのような考え方をするようになりました。現在の主治医との関係は非常に良好で、お互い信頼があると思っているので相談事もしやすいですが、一つの工夫として医師と話しやすいように「A4一枚のシート」を毎月Excelで作成してから受診しています。(勝手に自分から始めたことです。先生も自然と受け入れてくれているので、このスタイルで継続中です)難治性疼痛の治療目標の一つとして、生活の改善があるため、一ヶ月の自分を振り返ることや、次の受診までの目標を定めて歩むことが重要だと感じています。
痛みは、孤独です。痛みがある状態が長く続くと良いことは一つもありません。
少しでも改善するようにまずは心の過負荷に気づき、自分が今どんな状況なのか・何で困っているのか・何が不自由なのかを一緒に振り返って見ましょう。
そして、誰かに相談することで気持ちを一度整理できると良いと思います。
誰にも相談できない時は私にご連絡ください。
記事の紹介【切ない悪化サイクル】
医療に携わる専門家が書かれた記事があります。ご興味のある方は、切ない悪化サイクルという内容の下記の記事をご拝読ください↓
日経スタイルでは、「慢性的な痛み」について愛知医科大学の牛田享宏・学際的痛みセンター長に聞くシリーズを読むことができます。
痛みが続くと脳がどのような状態になるのか、そして私も抱えているアロディニア=異痛症という病態にも触れて下さっています。
〈留意点〉
全ての人が、疾病利得や痛み行動を強めるということに当てはまるわけではありませんので、偏見や思い込みはなさらないようご理解のほどよろしくお願いいたします。
難治性疼痛においては、医師によって見解が異なるのも事実です。全てが正しいと言い切れる情報は少ないので、こういう考え方や、明らかになっている病態があるというふうに捉えていただけると幸いです。
日々の記録(抜粋)
2021年12月23日
夜は起きていた
今日は午後から訪問歯科
大学病院受診日
(父親が代理受診にて処方薬をもらう)
↑フェントステープは一ヶ月分しか処方できない決まりなので、今回は薬だけが目的
14時〜15時30分
訪問歯科
奥の歯なので大きな口を開けないといけなくて顎が疲れた。でも、トレーニングになって良かったし大きな口を開ける日々を送った方がこれからのためにもなるな、と思った。
今日もひとつ気づきを得られた。
ありがとうございました
麻酔をして
奥歯なので3本神経を抜いて、被せ物をして終了。
15時40分
麻酔切れたときのため予防的にロキソニン内服。上腹部の痛みありチキジウム内服。
19時30分
横になっているのに
めまいで視界がぐるんぐるんに回っていた
「今日はトイレに行けて幸せだった」「車椅子得意げに漕いでた」と母に言ったら、
oli が幸せだっていうと
すごく大きいことを達成したように聞こえる、と。
そう思ってくれているんだ…^^
嬉しかった。
父が代理診察として先生のところへ行ってきた。私がまとめたシートを提出してもらって最近の様子(リハビリ)を伝えてもらった。
先生「ほんと頑張ってる。よくやってる。私がoliを褒めてたと言ってください」と、先生が父に言葉を託してくれたようで心が温かくなった。
頑張りすぎてもダメで、
たとえ少なくともコンスタントにルーティンをこなしていく必要がある。
オーバーワークに気をつけて生活すること
やらなすぎもダメだということ
難しい調整の中で生きている
周りがそれを理解し、声をかけてくれることに感謝しなければならない。ひとりで生きていたら難しい事も、周りの人によって可能になる場合があることにも。
run tomorrow
明日を動かせ
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最後まで読んで下さりありがとうございました
いつも貴重な時間をかけて
読んで下さる皆さま
そして、応援して下さる皆さま、
本当にありがとうございます。
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